- SEARCH
- TAGS
- 自動車メーカー (33) , 自動車関連 (25) , 身近な用途 (24) , リチウムイオン電池 (17) , 海外動向 (14) , 関連メーカー (8) , 時事問題 (3) , 効果的な利用法 (3) , レアメタル (2) , 科学 (1) , 規制 (1) , 鉛電池 (1) , 書籍 (1) , 電気二重層キャパシタ (1) ,
- ARCHIVES
-
リチウムイオン電池の海外動向その2:中国編
-
今回は「リチウムイオン電池の海外動向」の第2回。中国編です。
中国にも話題にしなくてはいけない電池メーカーがあります。
それは、BYD社。
同社には、電気自動車や充電スタンドなど、EVワールドと言っても良いのではないかというぐ
らいの展示場があるようです。
私も直接見たわけではないので、ご存知の方は、詳しく教えてもらえませんか?
さて、このBYD社ですが、設立は1995年の中国の新興企業です。
現在はリチウムイオンニ次電池の世界シェアでも上位にランクインするほど、電池メーカーと
しての確固たる地位を確立しています。
さらに、電池分野にとどまらず、自動車業界にも進出しています。
特に、ニ次電池メーカーとしての強みを活かし、新世代自動車の開発に努めている模様で
す。
実際に、北京モーターショー(Auto China 2008)でも、ハイブリッド車「F6DM」と「F3DM」を出
展しています。
驚くべきは今話題の家庭用電源でも充電できる「プラグイン・ハイブリッド車」だということで
す!
同社が独自に開発した鉄系リチウムイオンニ次電池を搭載し、2009年の販売を目指すよう
です。
「F6DM」は2008年1月のデトロイトモーターショーでデビューしましたが、そのときは2008年
内に中国国内で販売を開始するとしていました。
わずか、3ヶ月での販売開始時期の延期となりました。
北京オリンピックを意識してのリップサービスだったんでしょうか?
話が少しそれましたが、プラグインタイプのハイブリッドシステムの技術は、世界でもごく限ら
れたメーカーが持っているようですが、BYD 社はそのシステムを搭載した商品を2009年中
に世の中に出すとしています。
しかも、9時間の満充電で電池の出力だけで100キロ走行可能と発表しています。
さらに、10分間の急速充電で50%の充電が可能だとか・・・。
世界の先進メーカーがコンセプトモデルで可能性を模索している今、驚くべき性能を持つ最
新技術マシンが来年には販売されるかも知れません。
自動車業界の新しい星として今後の活躍が期待されますね。
車を買うなら、2009~2010年頃まで待つのも良いかもしれませんね。
当社ではリチウムイオン電池だけでなく、様々な市場調査レポートを発刊しています。
(詳しくはこちらへ。)
また、個別に調査も承ります。(詳しくはこちらへ。)
まずはお問い合わせ下さい。(s-customer@isgr.co.jp)
- (2008-05-02 08:55:00)
-
リチウムイオン電池の海外動向その1:韓国編
-
いよいよゴールデンウィークですね!
すでに海外旅行を楽しんでおられる方も多いのではないでしょうか?
ということで、今週はリチウムイオン電池の海外動向について書きたいと思います。
まず今回は、韓国メーカー編です。
リチウムイオン電池分野での日本の技術力は高く、世界をリードしてきました。
三洋電機、ソニー、松下電池工業などが牽引し、現状では、世界シェアの約2/3を
日本企業が占めているのではないでしょうか。
しかし、近年は韓国のLG化学、 サムスンSDIや中国のBYD Battery社などが、
日本メーカーを急追しているようです。
特に、モバイル用リチウムイオン2次電池の生産量は毎年増え続けており、日本の牙城を
脅かしています。
特に、LG化学やサムスンSDIなどの韓国メーカーは、
モバイル用リチウムイオン電池でシェアを伸ばしてきているようです。
その理由は、液晶ディスプレイでの成功と同様に、優れた技術力に加え、量産を実現し、
生産コストで差をつけるというマネジメント経験を生かしたのではないかと思います。
優れた技術力と量産を成し得る高い生産技術のバランスが取れていると、メーカーの視点で
見ると怖いですよね。
自動車用リチウムイオン電池においては、まだまだ日本の電池技術が優位にあるとは思い
ますが、近年、韓国政府や韓国メーカーの取り組みも活発化しています。
2004年から韓国では、政府主導で超高容量型のリチウムニ次電池及びスーパーキャパシタ
の開発が行われており、年間100億ウォン(約10億円)の規模に達しているようです。
LG化学は、民生用に開発したゲルポリマー系電池の車載システムを開発し、現代自動車を
はじめ多くの自動車メーカーに、活発的にサンプルを提供している模様です。
また、サムスンSDIは、電動工具用に開発した高出力型リチウムイオン電池を足がかりに自
動車用への展開を図っているようです。
そして、SK社は、米国の自動車メーカーなどにもポリマー系リチウムイオン電池のサンプル
を提供しているようです。
このように、韓国のメーカーでは、モバイル用の量産を武器に徐々にシェアを伸ばすととに、
政府主導の開発にも後押しされ、自動車用リチウムイオン電池の開発にも力を注いでいるよ
うです。
日本メーカーも気が抜けませんね、液晶ディスプレイなどの前例もあるので。
でも、ユーザーとしては、世界のメーカーが切磋琢磨することで、より良い製品が開発される
と思うので、期待が高まります。
中国編については、また今度。
当社ではリチウムイオン電池だけでなく、様々な市場調査レポートを発刊しています。
(詳しくはこちらへ。)
また、個別に調査も承ります。(詳しくはこちらへ。)
まずはお問い合わせ下さい。(s-customer@isgr.co.jp)
- (2008-04-29 08:55:00)
-
リチウムイオン電池の充電
-
来週から、GWで長期休暇を取られる方も多いかと思います。
電池を満充電にして外出、あるいは外出先で充電される方も多いでしょう。
そこで、今回は、「リチウムイオン電池の充電」をテーマにしました。
ご存知だと思いますが、皆さんの身近でリチウムイオン電池は利用されています。
ノートパソコンや携帯電話、デジカメ、ポータブルゲーム端末などなど。
全てをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
ところで、充電はどうしてますか?
携帯電話やゲーム端末など、通勤などの移動時間に使用して、帰宅してから
翌朝まで充電・・・
ノートパソコンも、常にケーブルが差し込まれたまま、通電状態なーんてこと
していませんか?
携帯電話やノートパソコンでの発火事故が、時々世間をにぎわせていますよね。
製造過程での不良もあるかも知れません。
でも、もしかしたら、日々の充電が内部劣化のキッカケになるかも・・・
---
話は変わりますが、「メモリー効果」をご存知ですか?
簡単に言えば、使い切らない状態で、継ぎ足し充電をすると本来よりも少ない容量を
自らの容量として記憶してしまうため、使用可能な容量が減少してしまうことです。
(詳細については、ネット上で検索してみてください。)
この「メモリー効果」は、ニカド電池やニッケル水素電池が持つ特性の一つです。
そして、リチウムイオン電池の特性ではないんです。
いまのところ、リチウムイオン電池でのメモリー効果はないものと評価されています。
でも、どうでしょう。
リチウムイオン電池でも、継ぎ足し充電をしていると、「持ちが悪くなる(劣化が早い)」と
思っている方も少なくないのではないでしょうか?
リチウムイオン電池の劣化は、その保存状態によります。
満充電(過充電)で、なおかつ保管温度が高いと、容量の劣化が大きくなります。
---
ここで、最初の話へ戻ります。
一晩中、充電状態であれば、満充電となり、温度も高くなりますよね。
もちろん開発が進み、充電器などに過充電保護回路などが組み込まれ、電池への
負荷も大きく減少しています。
ただ、常に満充電あるいはコンセントに繋げた状態が、電池に優しいつかい方では
ないのです。
充電時間を速くしたり、充電容量を多くするために充電末期に多少電圧を高めに
しています。これが、電池の劣化を促進する原因の一つです。
では、私がどうしているのか。
例えば、携帯電話では、電池が少なくなったなと思ったら、30分~1時間程度の
充電をしています。
満充電にするために長時間の充電はしないで、腹八分で充電を止めています。
人間だけでなく、電池もメタボに気をつけることですかね。
ちなみに、みなさん、携帯電話をどのぐらいの期間で変更していますか?
機能やデザインなどで変更される方も多いと思いますが、電池の持ちが悪くなって
変えたことありませんか?
私は、この充電で、2年以上使っています。
毎日の携帯電話の使用時間は少ないですけどね・・・
必要以上に電力を消費しないと言えば、大げさかもしれませんが、身近なEcoとして、
実践してみませんか?経済的にも有効ですよ!
人間も電池も腹八分目で、長生きしましょう。
当社ではリチウムイオン電池だけでなく、様々な市場調査レポートを発刊しています
(詳しくはこちらへ)。
また、個別に調査も承ります(詳しくはこちらへ)。
まずはお問い合わせ下さい。(s-customer@isgr.co.jp)
- (2008-04-25 08:55:00)
-
自動車メーカー編(その1 つづき)
-
前回からの続きです。
トヨタ自動車は何故、リチウムイオン電池をプラグインハイブリッドカーで、
実用化させるのでしょうか?
その理由について考えてみました。
以下は、私の推測です。
トヨタ自動車は、1996年に松下電器産業、松下電池工業と共同で自動車用の
ニッケル水素電池を開発・製造する会社としてパナソニックEVエナジーを設立しています。
それから10年以上をニッケル水素電池の実用化に向けて、多額の先行投資をしてきた
とも言われています(その額は、年間100~200億円とも・・)。
そして今では、ハイブリッドカーにおいてもNo.1の座に位置しています。
携帯電話やパソコン用のリチウムイオン電池の発火など、安全面での課題が世間を
にぎわしたことも記憶に新しいと思いますが、延期の理由はそれだけでしょうか?
経営的視点からみれば、先行投資的に進めていたニッケル水素電池での回収も
考えられるのではないでしょうか。
環境問題にも後押しされ、ハイブリッドカーを中心とした環境対応車への注目は
増々高まっています。
本格的なハイブリッドカーの全盛に向け、あえて危険な賭けに出るわけではなく、
確立した技術をさらに洗練し、大きな収穫を描いているのかもしれませんね。
こうして足元を固めつつ、リチウムイオン電池の開発をすすめ、タイミングを
見計らいプラグインハイブリッドカーでの実用化が進められているのでしょう。
トヨタ自動車の延期決定は、競合他社にとって大きな巻き返しのチャンスに
なるかもしれません。
しかし、トヨタ自動車には電池技術だけでなく、電池冷却技術などハイブリッド技術の
蓄積があります。
同社が、リチウムイオン電池搭載のプラグインハイブリッドカーを発表するときには、
既に量産化が視界に入っているんじゃないでしょうか。
乗ってみたいですね、プラグインハイブリッドカー。
もちろんリチウムイオン電池搭載で。
当社ではリチウムイオン電池だけでなく、様々な市場調査レポートを発刊しています
(詳しくはこちらへ)。
また、個別に調査も承ります(詳しくはこちらへ)。
まずはお問い合わせ下さい。(s-customer@isgr.co.jp)
- (2008-04-22 08:55:00)
-
自動車メーカー編(その1)
-
今回は、リチウムイオン電池の用途製品であるハイブリッドカーについて。
地球温暖化や原油高を背景にハイブリッドカーの需要が世界で拡大しています。
昨年のアカデミー賞授賞式でも、ハイブリッドカーが大注目を浴びていました。
アカデミー賞授賞式のレッドカーペットといえば、リムジンが当たり前ですが、
ここ数年はトヨタのプリウスなどハイブリッドカーで乗りつけるハリウッドスターたちが
増えているようです。
セレブ御用達は、リムジンよりも環境にやさしいハイブリッドカーなんですね。
そのハイブリッドカー技術の牽引役と言えば、トヨタ自動車。
皆さん、ご存知ですよね!
1997年に世界初の量産ハイブリッド乗用車「プリウス」を発売以降、日本・アメリカを
中心に販売されています。
このハイブリッドカーには、ニッケル水素電池が搭載されています。
ちなみにトヨタ自動車は、2006年には
「2008年には次世代技術として注目されるリチウムイオン電池搭載のハイブリッドカーを
発売する」と発表していました。
しかし、その翌年には、リチウムイオン電池のハイブリッドカー搭載を少なくとも2年見送る
と再発表しています。
その時、私は考えました。
「(ハイブリッドカーではなく、)プラグインハイブリッドカーでの実用化を考えて
いるのではないか。」
当社では、2007年12月に「自動車用リチウムイオン電池の最新技術開発動向」を
発刊しました。
実際にその中でも、トヨタ自動車周辺の情報分析を行い、
「2009~2011年が本格的なリチウムイオン電池搭載開始時期であろう。」、
「プラグインハイブリッドに必ずリチウムイオン電池の搭載が予想される。早ければ
2009年春の次期プリウスにリチウムイオン電池搭載が予測される。」・・・と書きました。
(自動車用リチウムイオン電池の技術動向について詳しくお知りになりたい方は、こちらへ。)
するとどうでしょう。
2008年1月のデトロイト・モーターショーで、同社の渡辺社長は、
「2010年までにリチウムイオン電池を搭載したプラグインハイブリッド車を、米国を始めと
した地域で販売する」と発表しました。
推測どおりでした!
トヨタ自動車は、プラグインハイブリッドカーでリチウムイオン電池を実用化させるのです。
ではなぜ、先送りしてプラグインハイブリッドカーでの実用化なんでしょうか。
その理由については、また今度。
当社ではリチウムイオン電池だけでなく、様々な市場調査レポートを発刊しています
(詳しくはこちらへ)。
また、個別に調査も承ります(詳しくはこちらへ)。
まずはお問い合わせ下さい。(s-customer@isgr.co.jp)
- (2008-04-18 00:10:00)